外はカリッ!中はもっちりしっとり。フランスパンのおいしい作り方

外はカリッ!中はもっちりしっとり。フランスパンのおいしい作り方

パンの中でも特にシンプルな材料で作るフランスパン。砂糖も少なめ、油脂はナシ。どうやっても誤魔化せないからこそ、ふんわり香る小麦の甘みは格別です。

また、ガーリックバターを塗ったり、フレッシュなトマトをのせてブルスケッタにしたり、アレンジも色々。
一生懸命こねて、ぜひ、オーブンから出してすぐの焼き立てを味わってみてくださいね。

「リスドォル」で作る、簡単フランスパン♪

初心者でも安心!フランスパンを作るために生まれた“純強力粉”、「リスドォル」を使って、フランスパン作りに挑戦してみましょう。手軽なストレート法で、計量からたったの2時間で美味しいフランスパンが焼き上がりますよ。

材料(24cmのバケット2本分)

リスドォル/200g
塩/小さじ1
砂糖/小さじ1
ドライイースト/小さじ3分の2
水/120〜130cc

材料・道具は+オーブンだけでOK!
前準備として、水はレンジなどで40℃前後に温めておきます。(お風呂の温度くらいです)
湿度の高い夏場は120cc、冬場は130ccがおすすめ。

※初めての方は、少ない量で計量し、こねる段階で5ccずつ足していきましょう。

パン作りは計量が命。
ぴったり測ったら、塩は左側、砂糖とイーストは隣同士で右側に。実はこの位置、イーストの発酵を大きく左右するんです。砂糖は発酵促進、塩は妨げる効果があるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

イーストを目掛けて水を一気に入れたら、勢いよく混ぜます。
バラバラの粉がなくなり、ひとまとまりになってきたら、いよいよこねはじめです!

右手の甲を使ってぐーっと生地を伸ばして、来た道を戻るようにして前後にこねていきましょう。(伸ばしごね)左手で手前の生地をおさえておくと良いですよ♪
最初はベタつきますが、段々まとまってくるので少しの辛抱。
30cm伸ばせれば上出来です!

※水を少量で計量した場合は、生地がまとまり始めた時に足します

生地が板から離れるようになったら、モチッとした生地を転がす癒しタイム。
両手で生地を持ち、”V”を描くように50回転がしましょう。(V字ごね)

全体がつるんとして、生地の端を軽く伸ばしても穴が空かなければ、こね上がりのサインです。

生地の表面が張るように丸めたら、閉じ目を下にしてボウルに戻し、ラップ、濡れ布巾をかけて1次発酵<30℃で30分>へ。

※レンジに発酵機能がない場合は、浴室にシャワーをかけてから浴室暖房をつけると良いですよ♪

1次発酵が終わったら、フィンガーチェックで発酵を確認。
人差し指の第一関節に粉をつけて、生地の真ん中に穴を開けます。穴が戻らなければ、発酵成功!
拳で生地全体を5,6回軽くパンチしてガスを抜きます。(ガス抜き)

ボウルから生地を取り出し、計量機で全体の重さを測ったら、今回は2本作るので、2分割に。
今度は表面を張りすぎず、ゆるく丸めて閉じ目を下にしておきます。
乾燥しないように、固く絞った濡れ布巾をかぶせて生地を休ませましょう。(ベンチタイム10分)

生地を上から軽く2,3回押して再びガス抜きをしたら、一番の頑張りどころ”成形”に移ります。ここで仕上がりが決まりますよ〜!

  1. 生地の閉じ目を上にし、手で24×12cmの長方形に広げる
  2. 上3分の1をパタンと内側に折り、折った生地の終わりに1cm重なるように下3分の1を折る
  3. 重なった1cmの部分を指でつまみ、しっかりと閉じる
  4. さらに板についている面の生地を張るように、上下に転がして形を整える

左右の生地もしっかりつまんで閉じておきましょう♪

クッキングシートの上に、閉じ目を下にして並べたら2次発酵<30℃で30分>へ。
生地同士がくっつかないように、壁を作っておいてあげましょう。
その間、オーブンを200℃に予熱することを忘れずに!

仕上げにすこ〜し粉をふるって、ナイフで3本の切り込みを入れます。
あまり角度はつけずに、深さは3mm程度でOK!浅〜い切り込みでも、生地の重みでしっかり開くので安心してくださいね。

最後に、200℃に予熱しておいたオーブンに入れて、焼き時間を15分にセット。
2段式のオーブンの場合は下段を使い、焼き色にムラがあれば残り5分で手前と奥を反転させましょう。

こんがり小麦色に焼けたフランスパンの完成!外はカリッと、生地の切れ目も綺麗に開いています。
これにはパンダも思わずうっとり…。

せっかくなので、美味しいフランスパンの見極め方のひとつを紹介すると…
カリッとした食感や小麦の香りなど色々ありますが、見た目でわかりやすいのが”断面の気泡”です。
大小が疎らになっていると発酵が成功している証なんです。
皆さんのつくったフランスパンは、どうでしたか?食べる際に、ぜひチェックしてみてくださいね。

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