【目黒の“ほっぺ”に会いに】les joues de BeBe（レジュドべべ）で味わう、パンと空間の美学

1. 店名が語る、やわらかい世界観

“les joues de BéBé”はフランス語で「赤ちゃんのほっぺ」。

やわらかく、触れたくなる。店名のイメージは、ショーケースの佇まいにも、ロゴのフォルムにも、パンの丸みや焼き色にも、さりげなく浸透しています。最初の一歩で「ここは優しい場所だ」と身体が先に理解するはずです。

2. 光とレイアウトがつくる「静かな高揚」

落ち着いたライティングの中、中央の円形台にパンが並ぶと、影とハイライトが層をつくります。きらきらでも、ほの暗くもない。余白を大切にした“見せ方”が、日常のパンを少しだけ特別に。

さらに、入口からショーケース、レジ、イートインへ続くやさしい動線が、混雑時でも空気をピリつかせません。選ぶ時間が慌ただしくならない点に、ついもう一つ…が起きるきっかけが隠されているかもしれません。

3. 朝のBeBeはセレモニー：モーニングと上手な訪れ方

モーニング（8:00–11:00）の時間帯は、店内の空気がいちばん柔らかさを感じます。

名物「4種のパンセット」は“盛りだくさん”というより“少しずつ丁寧に”というイメージ。焼きたての湯気、ジャムの艶、ナイフが入るときのわずかな音。朝の儀式のように、ゆっくりと感覚が目覚めます。

開店前から並ぶこともありますが、整理券の案内や混み合う時間帯は日によって変動。落ち着いて楽しむなら、公式の最新情報をチェックして、朝の早めの時間を狙うのがスマートです。

4. 持ち帰りたいのは、味と温度（テイクアウトの楽しみ）

テイクアウトのトレーに乗るのは、パンだけではありません。袋越しに伝わる温度、鼻先をくすぐるバターの余韻、家に着いて並べたときの小さな高揚。

BeBeパン：店名のイメージそのままの、もっちりやわらか。
クロワッサン：層がほどける“サクッ”の軽やかさ。
ピスタチオやシナモン系：香りが一歩先に届く、帰り道の幸福担当。

“誰と食べるか”を想像しながら選ぶと、テーブルの会話まで美味しくなります。

5. まとめ：街に開いた“やさしさ”を一口ずつ

BeBeは、目黒という街の日常に寄り添う場所。派手さより、続くこと。驚きより、安心感。だからこそ、毎日の中でふと行きたくなる。次は誰と、どの時間に——あなたの“BeBeの使い方”は、どんな形になりそうですか？

基本情報

店名：les joues de BéBé（レジュドべべ）
住所：東京都目黒区目黒1-3-15 リードシー目黒ウエストビル1F
アクセス：JR目黒駅から徒歩約3分
営業時間：
モーニング 8:00–11:00（L.O 10:30）
ランチ 11:00–14:00（L.O 13:30）
ティー 14:00–17:00（L.O 16:30）
ディナー 17:00–20:00（L.O 19:30）
定休日：不定休
公式サイト：bebe-meguro.jp
Instagram：@bebe_meguro
※営業時間・提供内容は変更の場合あり。最新情報は公式をご確認ください。