東京
パン好きの皆さん、こんにちは! パンポルタ編集部が、全国津々浦々のおすすめパン屋さんを紹介するこの連載。 今回は、東京都・阿佐ヶ谷にあるパン屋さん5選です。 阿佐ヶ谷は、人気の中央線沿線の中でも、都会と郊外の雰囲気が交差する独特のエリアです。グルメのレベルが高いことでも知られていて、有名人も多く訪れるレストランなどもたくさんあります。 そんな阿佐ヶ谷グルメで、特におすすめしたいのがパン。大手チェーン店ももちろんありますが、クオリティの高い個人店が本当にたくさん集まっているんです。 この記事では、大人気のフランスパン専門店をはじめ、野菜が主役のパン屋さん、さらには夜しか営業していない穴場のパン屋さんまで幅広く紹介します。
まず紹介するのは南阿佐ヶ谷エリアにあるフランスパン専門店「SONKA(ソンカ)」。フランスパンの絶妙な食感と、そのフランスパンを使ってつくられるサンドイッチが評判の阿佐ヶ谷で屈指の人気パン屋さんです。
お店の目印は「フランスパンと、ジャムとジャズ。」と書かれた看板。なんでもシェフは元ラッパーという異色の経歴で、パンと音楽を柱にしたお店づくりをしたかったんだとか。
今では多種多様なスタイルのフランスパンがありますが、「SONKA(ソンカ)」では、昔ながらのシンプルな製法にこだわっています。その集大成とも言えるのがプレーンの「フランスパン」。数種類の小麦粉をブレンドするお店が多い中、こちらは1種類のみの小麦粉を使用。シンプルだからこその深みのある味わいと、絶妙なカリッと食感が多くのパン好きを虜にしています。
また、サンドイッチと並び名物となっているのが「あくまでフランスパンが主役のサンドイッチ」。定番の「生ハムとクリームチーズ」など5種類のサンドイッチの他、平日や週末限定のサンドイッチもあり。つくり置きはせず、つくりたてを提供していて、賞味期限は1時間。ぜひそのフレッシュな美味しさを味わってみてください!
【SHOP】
「SONKA(ソンカ)」
東京都杉並区成田東2-33-9
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続いて紹介するのは、中杉通り沿いにお店を構える「けやき庵」。馬喰町とここ阿佐ヶ谷に店舗があり、阿佐ヶ谷店は阿佐ヶ谷駅から徒歩10分ほどの場所にあるので、お散歩しながら行くのにぴったり。少し和の雰囲気を感じる外観が目印です。
店内には、天然酵母にこだわってつくらたパンがズラリ。惣菜パンを中心に、約70種類ほどのパンからお気に入りのパンを見つけることができます。
卵や油を使っていない「田舎パン」やライ麦20%入りの生地にクルミとイチジクを練り込んだ「クルミとイチジク」、やさしい甘味が美味しい「天然酵母あんぱん」など、パンの種類や味に合わせて「丹沢酵母」と「白神酵母」という天然酵母を使い分けてつくられています。
イートインスペースもあり、食べ放題ランチも人気です。
【SHOP】
「けやき庵」
東京都杉並区阿佐谷南3-1-22 ハイツ山幸
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2022年にオープンしたばかりの「草鞋(わらじ)ベーカリー」。「野菜が主役のベーカリー」というコンセプトのもと、農家さんから届く新鮮な野菜をたっぷりと使ったパンづくりを実践しています。
店内のカウンターには毎日約20種類ほどのパンが並びます。その一つ一つのパンは、すべて野菜が主役になっていて、他のお店ではなかなかお目にかかれないようなユニークなパンも。その中でもイチオシは「ごろごろ野菜のスパイスカレーパン」。15種類以上の野菜が使われていて、本格的な辛さがクセになる逸品です。
その他にも、蒸し焼きにしたとうもろこしが練り込まれた「とうもろこしの塩パン」、レンコンを使った「新蓮根のフーガス」、オリジナル野菜パンの上に旬野菜とチーズを乗せた「色々旬野菜のタルティーヌ」、ブロッコリーをメインにアンチョビソースやチーズを加えた「ブロッコリー」など、魅力的な野菜パンがいっぱい。野菜好きにはたまらないお店です!
【SHOP】
「草鞋(わらじ)ベーカリー」
東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-35-5 ヴィラージュ1F
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阿佐ヶ谷駅から徒歩5分ほどの場所にある「tonttu(トントゥ)」。
外観も店内も白と木で統一されていて可愛らしい佇まいのお店です。パンと焼き菓子がメインのお店で、店内では特製のスープや野菜料理などもパンとあわせていただくことができます。
店内に入ると左側にテイクアウト、右側奥にイートインスペースがあります。イートインスペースではモーニングとランチメニューもあるので、ゆっくりと過ごすのもおすすめです。ランチ限定の「tonttuパンのプレートセット」は惣菜系、スイーツ系、お食事系などのパンのお代わりが1回無料というお得さ。
テイクアウトで人気なのは、キュートな見た目の動物パン。他にもバゲットや食パン、惣菜パンなども充実しています。
【SHOP】
「Tonttu(トントゥ)」
東京都杉並区阿佐谷南3-30-2
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最後に紹介するのは、週2日、しかも夜だけしか開かないパン屋さん「BonBon(ボンボン)」です。どうして夜だけしか営業していないのか、それはこのパン屋さんはレストランが手がけるお店だから。
「BonBon(ボンボン)」は、お店からほど近くにある「La Pomme (ラポム)」というレストランが、コロナ禍のテイクアウト提供をきっかけに始めたお店。「晩ごはん難民を救え!」というコンセプトで、無添加パンやレストランのレシピをアレンジした惣菜やデリを提供しています。
営業開始の17時になると、店内に焼き立てパンがどんどんと並んでいきます。食パンや惣菜パン、さらにはベーグルやマフィン、シナモンロールまで充実したラインナップ。冷蔵ケースの中には、サラダやロールキャベツ、肉だんごなどがズラリ。こんなお店が近くにあったら、どれだけ重宝するでしょうか。
阿佐ヶ谷エリアに夜出かけることがあったら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
【SHOP】
「BonBon(ボンボン)」
東京都杉並区阿佐谷南3-44-1
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今回紹介したお店を見ていただければわかる通り、阿佐ヶ谷には本当に個性的なパン屋さんがたくさんあります。それぞれにそれぞれのこだわりがあって、どのパン屋さんを訪れても、ユニークで美味しいパンと出会うことができます。それもまた阿佐ヶ谷らしさからくるものかもしれません。
中央線に乗る機会があれば、ぜひ阿佐ヶ谷に立ち寄って、色とりどりのパンたちとの出会いを楽しんでもらえればと思います。
お店がセレクトしたパン 8個前後(3,132円 税込)
+パンの旅費(全国一律858円 税込)
全国のカフェやパン屋さんで使える
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