木南晴夏 × 代官山の老舗ベーカリー「シェ・リュイ」 長年にわたり人々を魅了する人気店を訪問

木南晴夏 × 代官山の老舗ベーカリー「シェ・リュイ」 長年にわたり人々を魅了する人気店を訪問

パンへの愛が止まらない、パン好き女優・木南晴夏さんが贈る「木南晴夏のパンのアレコレ」。 今回は「キナミのパン宅配便」の提携店を巡る“パン屋訪問記”をお届けします。

木南晴夏がパンへの愛を語る「キナミのパンのアレコレ」

今回木南さんが訪れたのは、代官山にある老舗ベーカリー「シェ・リュイ」。
木南さんが日本全国のパン屋さんからセレクトしてお届けする「キナミのパン宅配便コース」提携店のひとつでもあります。

多くの人が行き交う八幡通りの一角に佇むその店構えは、洗練されたフランスのベーカリーを彷彿とさせながらも、どこか懐かしさが漂います。

ひと際存在感を放つ入口の樹木は、「シェ・リュイ」のシンボルとして、創業時からあるものだそう。

木南晴夏がパンへの愛を語る「キナミのパンのアレコレ」

お話を伺ったのは、「シェ・リュイ」をはじめ、カフェ「ロティ シェ・リュイ」やフレンチレストラン「代官山レストラン シェ・リュイ」を経営する、日本ガストロノミー研究所 2代目社長の古﨑義丸さん。朗らかな語り口の中にも、お店とパンを愛する熱い気持ちが垣間見えました。

木南さん(以下、木南)
「私がシェ・リュイさんを知ったのは、実はパンではなくスイートポテトからなんです。10代の頃、仕事の差し入れでいただいたのをきっかけに大ファンになったのですが、実際に店舗に訪れるまでは、パン屋さんではなくケーキ屋さんだと思っていました。私が10代の頃からあるってことは、すごく歴史が長いですよね」

古﨑社長(以下、古﨑)
「この代官山本店は1975年に創業したので、もうすぐ50年になります」

木南 「そんなに前からあるんですね! トレンドの移り変わりが激しい代官山で、愛され続けている理由は何だと思いますか?」

古﨑 「何事もお客さま目線で考えてきたこと、そして何より、足繁く通っていただいている地元の方々のおかげだと思います。店内の内装は数回リニューアルしたのですが、目印となる外観はオープン当初からずっとこのまま。住んでいる人、働いている人、来訪者と日々さまざまな客層の方に来ていただいていますが、住んでいる人や働いている人が平日にリピートしてくださっているのも、とてもありがたいですね」

木南 「伝統があるのに敷居の高さを感じない、ふらっと訪れやすい雰囲気なのも素敵です」

古﨑 「店名である「シェ・リュイ」は、フランス語で「彼のところ」という意味があります。お客さまがパンを買いたいと思ったとき、『彼のところに行こうよ!』と気軽に訪れられる存在でありたい、そんな願いが込められています。また、シェ・リュイの経営母体は「日本ガストロノミー研究所」といって、フランスの食文化をとても大切にしているんです。フランスの食文化を支えるのは、パンだけでなく、ケーキ、料理、ショコラ、アイスの5つ。うちにはそれぞれのジャンルにプロがいて、総菜パンに料理の技術を取り入れることも。積極的にジャンルを横断し、常に“おいしいもの”を追求する姿勢を大切にしています」

木南晴夏がパンへの愛を語る「キナミのパンのアレコレ」

「キナミのパン宅配便BOX」には、シェ・リュイを代表する、バラエティに富んだパンがたっぷりと入っています。

木南 「BOXの中だと、私は“パン オ フロマージュ”がいちばん好き! 濃厚なゴーダチーズが贅沢に使われていて、焼くとチーズがとろけてすごくおいしいんです」

古﨑 「“パン オ フロマージュ”は、創業時からのファンも多い人気の商品です。僕のおすすめは“フランスクロワッサン”。フランスパンの生地にバターが折り込まれていて、外はサクサク、中はモチモチなのが特徴。表面はシュガーでコーティングしているので、シャリッとした食感も楽しめます。普通のクロワッサンとはひと味ちがう、こだわりの逸品です」

木南晴夏がパンへの愛を語る「キナミのパンのアレコレ」

また、BOXの中にはパンだけでなく、焼き菓子である「カヌレ」の姿も。

木南 「私が初めてカヌレを食べたのはフランスだったのですが、当時の日本ではなじみのない味と見た目に魅了され、すっかり虜になってしまって! フランスだと、カヌレもパン屋さんで普通に売っていたのを見て、BOXにも焼き菓子というより、パンの1種という感覚で入れたいなと思いました」

古﨑 「そうですね、フランスはパンやお菓子などのジャンルの境目が日本ほどはっきりしていなくて、パン屋さんにケーキやサラダまで売っていたりしますね」

木南 「今でこそ専門店もあるくらい人気のカヌレですが、日本で最初にカヌレが流行った頃は、シェ・リュイさんでしか見かけないくらい、珍しかった印象があります」

古﨑 「カヌレを作り始めたのは30年ほど前なのですが、それくらい昔からある、看板商品のひとつです」

木南晴夏がパンへの愛を語る「キナミのパンのアレコレ」

木南 「シェ・リュイさんのカヌレは、中のもっちりとした食感がたまらないです!外はカリカリなのに中はとてもしっとりしていて、ほかにはない口あたりがクセになります!」

古﨑 「冷やして、よりカリカリした食感を楽しむのもおすすめです。店頭ではまだ食べたことのないお客さまでも手に取りやすいよう、ミニサイズのものも販売していますが、キナミのパン宅配便BOXには、うちのカヌレの特徴であるもっちり感を堪能していただけるよう、大きめの方をセット。これは、本場フランスと同じサイズなんです。」

木南 「ラムも効いているので、ワインと合わせても良さそうですね。パンもそうですが、カヌレは日持ちがしないもの。ですが「キナミのパン宅配便」は冷凍でお届けするので、できたてのおいしさを、いつでもお家で楽しめます!」

木南晴夏がパンへの愛を語る「キナミのパンのアレコレ」

木南 「ここ代官山で多くの人々を魅了してきたシェ・リュイさんですが、今後の展望などはありますか?」

古﨑 「実は来年、代官山に新店舗をオープンします! コンセプトである5つの柱の中の、ショコラとアイスにフィーチャーしたお店です。それぞれの専門性をより高めつつ、フランスの食文化全体を盛り上げていけたらと思っています」

木南 「パンと同じぐらい、ショコラやアイスへのこだわりも強いんですね!」

木南晴夏がパンへの愛を語る「キナミのパンのアレコレ」

古﨑 「実はシェ・リュイの包装紙にも、そのこだわりが隠れているんです。包装紙に描かれている5つの卵は、フランスの食文化を支える5つのジャンル(パン、ケーキ、料理、ショコラ、アイス)を表現していて、それぞれの専門性を高めながら、卵を1個1個かえしていこう、というのがコンセプト。創業から5年後に包装紙に巣を描き、さらに5年後に卵を描いて、今の状態になりました。次は卵からかえったヒナを描きたいなと思っていますが、僕の代ではまだかな。先代である父からは、“卵をかえそう”という想いを受け継いだので、僕もその“かえそう”という気持ちを次世代にバトンタッチし、今後の行く末を見守りたいと思います」

木南「包装紙が成長していくって、面白いですね! シェ・リュイさんの将来、ますます楽しみになりました♪」

フランスの食文化を体現し、木南さんを始め多くの人々の心を掴んできた「シェ・リュイ」。その魅力を、ぜひ「キナミのパン宅配便」でご体感ください。

Shop Data
「シェ・リュイ 代官山本店」
●東京都渋谷区猿楽町 23-2
●03-3476-3853
●営業時間:9:00~21:00(年末年始を除く)
●定休日:毎週火曜(祝日の場合は営業)

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