東京
パンへの愛が止まらない、パン好き女優・木南晴夏さんが贈る「木南晴夏のパンのアレコレ」。 今回は、木南さんが日本全国のパン屋さんからセレクトしてお届けする「キナミのパン宅配便」でお届けするパンBOXの制作現場を、木南さんが実際に体験。 木南さんをはじめ、シェフやスタッフ…たくさんの人の想いが詰まったキナミのパンBOXは、どのようにしてみなさんの手元に届くのでしょうか。 「デュヌ・ラルテ」の本間シェフにパン作りの極意を教わりながら、ひとつひとつ想いを込めて梱包する、木南さんの真剣な姿をレポートします。
今回木南さんが体験をしたのは、「キナミのパン宅配便」提携店「デュヌ・ラルテ」のパンBOXの中にも入っている食パン「朝麦」作り。バターの芳醇な香りが漂う、優しいミルク感としっとりした食感が特徴の食パンです。
まずは生地作りからスタート。材料を混ぜ合わせて生地をひとまとまりにしたら、台に移し、繰り返しこねることで生地を形成していきます。
本間シェフの手元を見ながら、丁寧に生地をこねていく木南さん。
こね具合が足りないと、パンの膨らみに欠かせない“グルテン”が生まれず、ふっくらとした食感にならないそう。叩いたり、広げたり、方向を変えたりしながら、しっかりと生地を練っていきます。
生地が手につかなくなるぐらいまでこねたら、しばらく時間をおいて一次発酵。その後、形を整え食パン型にセットし、再度時間をおいて発酵させた後、オーブンに入れて焼き上げます。
木南さん(以下、木南)
「食パンの型を買って自宅でチャレンジしてみたこともありますが、うまく膨らまなかったり、ヒビが入ったりして……。でも、シェフにポイントを教えていただいたので、コツがつかめた気がします。どんな仕上がりになるか、とても楽しみです!」
ドキドキしながらオーブンから取り出すと…
ふっくら膨らみ、こんがりきつね色に染まった「朝麦」が!
想像を超える焼き上がりに、思わず歓声が上がります。
パンを取り出す際は、熱を逃がすように型を数回ゆすりながら型から外していきます。
粗熱がとれたら、出来上がり!
続いて木南さんが体験したのは、完成したパンの梱包と箱詰め。
パンを透明の袋に入れ、専用のテープで密閉していきます。
木南「え! 斜めになったりガタガタしたり、意外と難しい! パンの形状もひとつひとつ違うし、大きいものだとパツパツになってしまうので、工夫しながら作業する必要があるんですね」と、慣れない作業に戸惑う姿も。ですが一度コツをつかむと、着々と進めていく木南さん。
専用のBOXに入れる際も、パンが潰れないよう、大きさやバランスを考えながらセットしていきます。
箱詰めが終わったら「キナミのパン宅配便」のシールを貼り、メッセージカードを添えて完成!
木南「こうやってひとつずつ丁寧に包んでいくと、とても愛着がわくのと同時に、たくさんの人の想いや手間がかかっていることがわかり、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
自分が作ったパンだとなおさら愛着も湧くので、パン屋さんはいつも“わが子を送り出すような気持ち”でセットされているのかな…と想像すると、なんだかジーンときちゃいました」
コロナ禍をきっかけに、自身もパンの冷凍便を利用するようになったという木南さん。
たとえ遠出ができなくても全国の美味しいパンを食べたい、そしてみんなにもその幸せをシェアしたい…「キナミのパン宅配便」はそんな想いからスタート。
木南「自分でお店に買いに行くのももちろん楽しいですが、何が届くかわからないワクワク感や、自分では手に取らないようなパンとの新たな出合いを、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
そしてお気に入りのパンとの出合いをきっかけに、今度は実際にこのお店に行ってみたいな! とか、このお店のほかのパンも食べてみたい! など、キナミのパン宅配便が“旅をするきっかけ”にもなれたら嬉しいです」
Shop Data
「d’une rarete(デュヌ・ラルテ)青山本店」
●東京都港区南青山5-8-10萬楽庵ビルⅠ 1F
●03-6427-2724
●営業時間:1階Boulangerie 10:00~19:00 2階 Café 11:00~18:00
※売り切れの場合、閉店時間が早まることがあります。
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